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我ら素人ライダーのインプレッション

三河のハゲワシ
BMW R100RS (1000cc)
総合評価 : 70 点
年 式 1981 年
走行距離 104,000 km
燃 費 街乗り 17  km/リッター
ツーリング 20  km/リッター
長所
  • カウルがよくできているのか。首から下は肩上部以外、風が当たらない。
    足は多少あたるが、横に突き出たシリンダーからの熱風で冬でも足のつま先が、かじかんだりすることがほとんどない。
  • 真冬の始動時、チョークをいっぱいに引いてセルをまわし、エンジンがかかった瞬間の音と振動と煙がまさしく「ザ・マシン」というにふさわしい豪快さである。
  • ターンはハンドルを無理にこじったりせず、丁寧に体重移動をするとスーと曲がる。
    その時の浮遊感が快楽である。
  • アナログ式の時計がとても見やすい。
  • 両サイドの純正パニアケースが古いけど丈夫で、なおかつ見栄えもよい。
短所
  • 後輪ツインサスの初期型につき、クッション性はやや落ちる。(しかし、高速では全く不安感はない。)
  • 前輪ブレーキがよく効かない。力いっぱい握っても、絶対に前輪ロックや握りごけなどあり得ない。
  • 昔田んぼで使ってた耕耘機のようなエンジン音である。
故障,トラブル
  • シリンダーヘッドをとめるネジ山がバカになってオイルが漏れだしたので新しくネジ山をきり直して止めた。
    その際にガスケットも交換、今ではいっさいオイルもれなし。
  • OHVなのでかもしれないが数万キロに一度くらいタペット調整をする。
その他

何だか、のんきな一眼丸目ヘッドライトに味も素っ気もない四角いカウル。
乗車ポジションは結構前傾なのに、ステップは真下にあるという変なライディング姿勢。
何もかもが30年以上前のテイストです。

しかし、10万キロを越える走行をしてもそれほど劣化しない性能は大したものだと思う。
電装系さえいかれなければ、20万キロも夢じゃない。

問題は乗る側の体力と、事故に遭わないですむための運。
この二つがあれば、まだまだ十分走らせられる。

ただ、このオートバイに慣れてしまうと新型のきれいに回るエンジン、しなやかなサス、効きまくるブレーキが返って怖くなってしまう。
それを美点としてとらえられるなら、良い相棒になります。

私の叔父は80歳を越えるまで大型バイクに乗っていました。
私も85歳くらいまで乗りたいという無謀な夢を見ています。

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